こんにちは。
のちたままです。
今回は、Twitch配信のアーカイブを無断で動画背景素材として使われた際の、削除リクエストの手順について紹介します。
実際に被害にあった僕が何をしたのか、その結果どういったことが起きたのか順を追って説明します。
何があったの?
2025/11/24の午前中、とある視聴者の方からDMが届きました。

僕が配信のアーカイブの使用を許可することは基本的に無いので、無断使用です。
ですので、該当のチャンネルに対応することにしました。
教えてくれた視聴者さんにはとても感謝しています。
そこでこんなポストをしました。
これは、第三者からの報告をお願いするために書きました。
当事者としては動画の削除リクエストを送ることになるのですが、第三者からの報告も大きな力になります。
ですので、視聴者の方々に協力いただきました。
また、僕の場合はTwitch上にまだ残っている配信アーカイブが無断で使用されている状態でした。
該当チャンネルの無断使用も、残っている配信アーカイブで対応できるものだったため、アーカイブが消える前に即座に対応することにしました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
対処方法
それでは、こういった被害に遭った場合に当事者としての対処方法について紹介します。
やることは動画の削除リクエストを出すことと、第三者に報告をしてもらうことです。
まずは動画の削除リクエストについて説明します。
PCのブラウザで複数タブを開いて行うのが早いので、準備しましょう。
手順のまとめは以下の通りです。
- YoutubeStudioに入る
- コンテンツ検出を押す
- 新しい削除リクエストを押す
- 必要な情報を記入する
- 送信する
順番に解説します。
まずは、自身のYoutubeチャンネルを開きます。
右上のアイコンを押して、「YoutubeStudio」を押します。

YoutubeStudioの画面に入ったら、画面左の項目一覧から「コンテンツ検出」を押します。

続いて画面中央にある、「削除リクエスト」を押します。

すると、画面右側に「新しい削除リクエスト」というボタンが出るので、押します。

新しい削除リクエストを押すと、内容を記入する画面が現れます。
上から順に記入していきます。

まずは削除をリクエストする動画に関する情報です。
それぞれの選択肢及び、記入する内容は以下を参考にしてください。
- 自分のコンテンツ
- 作品の種類:動画
- サブカテゴリ:ライブ配信
- コンテンツのソース:Youtube以外から
- 自分の動画のURL:使用されたTwitch配信アーカイブのURLを記入
- 動画のタイトル:使用されたアーカイブのタイトルを記入
- 配信日:アーカイブの配信日を選択
- 著作権侵害にあたる動画
- 削除対象の動画のURL:該当の動画URLを記入(動画の共有→URLコピーが手軽)
- 著作権侵害にあたる~:該当範囲(僕の場合は動画全体)を選択
該当のチャンネルを別タブで開いておくと、URLのコピーなどが簡単になります。
また、対象となる動画は最大10件まで登録できます。
11件以上の場合は新たに削除リクエストを作る必要があるのでご注意ください。
続いては著作権者に関する情報です。
ここでは自分の情報を記載していきます。

記載内容は以下を参考にしてください。
- 関係当事者:本人
- 著作権者名:自分の名前(チャンネル名が良いと思います)
- 電話番号:ご自身の電話番号
- 著作権で保護されたコンテンツとの関係:制作者
- 以下住所記入
「著作権で保護されたコンテンツとの関係」については、ライブ配信を行った本人ですので、制作者で大丈夫だと思います。
僕はこれで削除リクエストが通りました。
続いて3つ目の削除オプションです。

動画の削除するタイミングはどちらを選択しても構いません。
ただ、無断で使うようなやつに慈悲はいらないと思います。
今すぐ削除をリクエストをしましょう。
そして、早く消してもらいましょう。
コピーに関する部分は内容をよく読み、必要であればチェックをいれておきましょう。
最後に法的合意事項についてです。

ここではチェックを入れて名前(本名)を記入するだけです。
しっかり内容を読んでから記入してください。
虚偽の削除リクエストは自分のアカウントが消される可能性がある等の内容が書いてあります。
ここまでできたら画面右上の「送信」ボタンを押して削除リクエストを送信してください。
これにて削除リクエストの完了です。
YoutubeStudioのコンテンツ検出の欄に戻ると、以下の画像のようにリクエストが入っています。

審査結果が出るまでしばらく待ちましょう。
審査が通って動画が削除されると、以下のような表記になります。

審査結果に関するメールも来るので、しっかりチェックしておきましょう。
ちなみに僕は、24時間以内に結果が来ました。
第三者からの報告の手順
続いて、第三者にユーザーを報告してもらう手順についてです。
自分が当事者ではない場合、著作権を持っていないため削除リクエストを送ることができません。
送ってしまうと虚偽の削除リクエストとしてみなされ、送った人がペナルティをくらうことになりかねないからです。
しかし、Youtubeに違反チャンネルを報告することは可能ですので、困っている配信者の手助けをすることはできます。
ここからは、自分が第三者である場合にチャンネルを報告する手順を紹介します。
自分が困っている場合は周りの人に以下のやり方をお伝えください。
自分が第三者の場合はこの手順で報告してあげましょう。
手順は以下の通りです。
- 該当チャンネルの概要欄からユーザー報告をする
- 違反内容を選択する
- 詳細記入欄に「無断使用」の旨を記載する
- 送信する
順を追って説明します。
まずは違反している該当チャンネルへ飛びます。
ここでは例として、僕のチャンネルを使って説明します。
チャンネル概要欄にある、「さらに表示」を押します。

概要欄が表示されたら、右下にある「ユーザーを報告」を押し、一番下の「ユーザーを報告」を押します。

問題の選択画面に来たら、「スパムや詐欺」を選択します。

次へを入れたら、問題の動画にチェックマークを入れて次に進みます。
僕の時は全ての動画に問題があったので、全てにチェックを入れました。
追加のコンテキストを記載できる画面に来たら、詳細を記入しておきます。
今回は、無断使用の問題なので、「著作権を有しない第三者の動画を無断で背景素材として使用している」と書きました。

英文でも送っておくと対応が早いという話も聞いたので、「The videos on this channel are using third-party videos without copyright permission as background material without authorization.」と書いておきました。
英文が正しいかは怪しいのですが、翻訳などを使って送るのでも効果があるかもしれません。
できることはやっておきましょう。
これで送信ボタンを押せば、第三者からの報告は完了です。
報告後の現状
動画の削除リクエスト及び、第三者からの報告をお願いした結果、チャンネルごと削除されました。

Youtubeから動画の削除リクエストが通ったという連絡を2回ほど受け取った後、チャンネルを見に行ったら上記の画面が表示されました。
視聴者さんから連絡をもらってからおよそ1日のできごとでした。
めでたしめでたし。
とまあ言っていますが、削除リクエストを送ったりするのは手間なので、やめてほしいですね。
ほんと面倒なので。
最後に
今回は、僕が実際に体験したアーカイブ無断使用被害を元に、動画の削除リクエストの方法を紹介しました。
まさか自分が当事者になるとは思っていませんでしたが、被害に遭ったときの対処法を知っておくだけでも安心感は違うと思います。
また、僕以外にも同様の被害にあった人をここ数年で何名か見かけています。
今後の同じようなことが起きる可能性がありますので、困っている人がいたら助けてあげてください。
それでは。
Twitchにて配信活動をしています。
もし良ければチャンネルを見ていただけると嬉しいです。
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