こんにちは。
のちたままです。
今回はStreamElementsのSpam filters(スパムフィルタ)の使い方に関して解説します。
Spam filtersとは
Spam filtersはチャットでスパムを制限するための設定です。
荒らしコメントやスパムリンクなどの制限をすることができます。
StreamElementsでは全部で8つの項目があり、好きな制限をかけることができます。
以前は5つだったのですが、新たに3つ増えたことによりよりスパムなどに厳しく対応できるようになりました。
今回は各フィルタの解説と設定項目について紹介しようと思います。
各項目の紹介と設定
Spam filtersには8つの設定項目があります。
以下に簡単な説明含めて紹介し、その後に設定について説明します。
- Caps protection:大文字の制限
- Link Protection:リンクの制限
- Emote Protection:エモートの制限
- Paragraph protection:長文メッセージの制限
- Symbol protection:記号の制限
- Repetition protection:特定の繰り返しメッセージを制限
- Zalgo protection:Zalgo文字(文字の上下に特殊な記号を含む文字)を制限
- One man spam protection:特定のスパムユーザーからのメッセージを制限
各項目の設定に入る前に、共通して設定する項目について説明します。
共通の設定項目
各フィルタには以下の3項目の設定があります。
- General settings(一般設定)
- Filters settings(フィルタ設定)
- Probation settings(保護観察設定)
2のFilters settingsは各フィルタで設定が変わるので、ここについては各項目で説明します。
ここでは1と3について説明します。
General settings(一般設定)
まずはGeneral settingsです。
設定項目は以下の4つです。
- Penalty:ペナルティの種類。タイムアウトやBANなど4つから選択。
- Durations:タイムアウト時の秒数。
- Exclude user group:例外ユーザーレベル。4種類から選択。
- Custom message:タイムアウト時のメッセージ。
ペナルティは以下の4種から選びます。
- Timeout user:ユーザーをタイムアウトする
- Ban user:ユーザーをBAN(追放)する
- Delete message:メッセージを削除
- Warn and delete message:警告を出す+メッセージの削除
Durationsはタイムアウトの秒数を設定します。
ペナルティでタイムアウト以外の設定をした際はこの秒数の設定はできません。
Exclude user groupはフィルタの影響を受けないユーザーレベルの設定をします。
Subscribers(サブスクライバー)、Regulars(レギュラー、常連)、VIP(TwitchのVIP)、No one(例外なし)の4種類から選びます。
RegularsはStreamElements上で設定するレベルになります。
Custom messageはタイムアウト時に表示するメッセージです。
最大100文字打てるので、メッセージを表示したい場合はここに入力しましょう。
Probation settings(保護観察設定)
Probation settingsは複数回ペナルティを受けたユーザーに対する設定です。
2回目以降のタイムアウトの時間を延ばすことができます。
Timeout multiplierはタイムアウト時間を何倍にするかの設定です。
以下の画像では1.5倍になっています。
1回目のタイムアウトを300秒で設定していたら、2回目のタイムアウトは450秒になる計算です。
Probation cooldownはProbationの解除が行われるまでのクールダウンです。
ここまでが、各フィルタにおける共通項目になります。
続いて、各フィルタの説明とフィルタごとの設定を説明します。
Caps protection
Caps protectionは大文字の制限に関する設定です。
大文字を連打されないように設定することができます。
ここでは以下の項目を設定できます。
- Maximum amount:1メッセージあたりの最大数
- Minimum characters:違反してるかチェックする最少文字数
- Maximum percent:メッセージ内で何%まで許可するかの上限割合
Link Protection
Link ProtectionはURLの貼り付け制限に関する設定です。
スパムリンクなどを貼られても消したりできるようにここで設定します。
以下の2つを設定できます。
- Allowlist:許可リンクリスト
- Blocklist:ブロックリンクのリスト
各リストにリンクを書いてEnterキーを押すとリストに加えることができます。
Emote Protection
Emote Protectionはエモートの連打を制限する設定です。
以下の画像にある通り、Maximum amountで1メッセージに打てる最大数を設定します。
Paragraph protection
Paragraph protectionは長文の制限に関する設定です。
長文チャットで荒らされたりしないように設定します。
Maximum amountで1メッセージあたりに書ける文字数を制限できます。
Symbol protection
Symbol protectionは記号の連打を制限する設定です。
以下の3種類を設定して制限をかけます。
- Maximum amount:1メッセージあたりの最大数
- Minimum characters:違反してるかチェックする最少記号数
- Maximum percent:メッセージ内で何%まで許可するかの上限割合
Repetition protection
Repetition protectionは特定の繰り返しメッセージの制限に関する設定です。
以下の2つを設定します。
- Maximum word repetitions:何回まで繰り返しOKか
- Minimum characters:繰り返し1回あたりの最少文字数
Zalgo protection
Zalgo protectionはZalgoテキストの制限に関する設定です。
Zalgoテキストは呪いのテキストやグリッチテキストと呼ばれ、おどろおどろしい見た目の文字になります。
Zalgo text, also known as cursed text or glitch text due to the nature of its use, is digital text that has been modified with numerous combining characters, Unicode symbols used to add diacritics above or below letters, to appear frightening or glitchy.
https://en.wikipedia.org/wiki/Zalgo_text
Zalgoテキストが気になる方はZalgo text generatorなどで試しに書いてみてください。
ここではMaximum amountでフィルタが適用される文字数を設定します。
以下の画像の場合は1文字でも入っていればフィルタが作動する設定になっています。
One man spam protection
One man spam protectionは特定の人物が複数のメッセージでスパムを送信することを制限する設定です。
以下の設定ができます。
- Minimum characters:1メッセージあたりの最少文字数
- Minimum messages:フィルタが作動する最少メッセージ数
- Lookback:振り返り秒数。以下の場合は30秒以内に送られたものを判定。
- Threshold:各メッセージの類似度。
以上でフィルタの設定の解説を終わります。
最後に
今回はStreamElementsで使えるSpam filtersについて解説しました。
StreamElementsを使っている方は荒らしコメントやスパムコメント対策として導入してみてはいかがでしょうか。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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